どんぐりと山猫

わたくし<山猫軒>という名前について、よくご質問がある。
「山猫軒さんは、山猫の軒 さんと理解してもいいのでしょうか?」
というものだ。
<山猫軒>は御承知のとおり、宮沢賢治の童話(怖い童話だ)<注文の多い料理店>
の中に出てくる料理店の名前である。
山猫のケンさんではない。
花巻のイーハーボ宮沢賢治記念館のそばにあるレストランも<山猫軒>であった。

僕にとって宮沢賢治は詩を書くことを教えてくれた最初の人といえる。
出会いは僕が小学校5年生の国語の教科書にある。

<どんぐりと山猫>

  をかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。

     かねた一郎さま 九月十九日
     あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。
     あした、めんどなさいばんしますから、おいで
     んなさい。とびどぐもたないでくなさい。
                      山ねこ 拝

と始まる、どんぐりの裁判のお話。

皆さんも読んだことがあるかも知れません。
昭和17年生まれの、北海道育ちなら、国語の教科書に覚えがあろうかと、
思いますが。
本来ならば、ここで、全文をご紹介したいところですが、
なんたって、山猫軒今歳を白状したとおり、高齢であり、
しかも、タイピングができません。
いつも、ブログを書くのに数時間を要し、書き終わった頃には、
疲労困憊、息も絶え絶え、意識朦朧、
日本国万歳状態なのでありますから、
皆様方におかれましては、書店或いは図書館などで、
宮沢賢治全集をお求めいただき、<どんくりと山猫>をお読みになるよう、
勧めるモノであります。

かくして、宮沢賢治さんと知り合った山猫軒少年はさらに、
彼の作品に傾注することとなりました。
宮沢賢治の童話にはたくさんの動物たちが登場します。
<オッペルと像>の像。
<カイロ団長>の蛙。
<セロ弾きのゴーシュ>の三毛猫と、かくこ(鳥の)、狸の子と野ねずみ。

数え上げたらきりなない。
ナメクジまで出てくる始末です。
生きとし、生きるものに対する温かい心を読み取ることが出来ます。

賢治の詩は
心象スケッチ 春と修羅の
<永訣の朝>は、妹とし子の死を悼んだ詩としてあまりにも有名であるが、
この作品はもとより、あまり知られてない詩にも心打つものが、
たくさんある。

いつ頃から宮沢賢治ブームが始まったのかは、知らないが、
何時の世にも時代を超えた天才はいるものだと、
凡庸な山猫軒は感服しつつ、今宵また酒を呑んでおります。

訳の分からない政治のお話、勝っても、負けてもどっちでも良いサッカーの話、
はしたくないから、山猫軒の由来について一筆申し上げ候です。
したがって、今日は詩はオヤスミします。
旧知の<おどりん>さんからえらく難しい食材を持ち込まれて、
どう調理したものかと白髪頭をかきむしり、
髭を扱きながらあと三日は苦しみそうであります。
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[ 2010/05/25 22:09 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

始めまして~

山猫軒の由来、興味を持って拝読させていただきました、
難しい食材が気になって気になって・・・ヽ(^。^)丿 フフフ

叉覗かせていただきます。
[ 2010/05/25 23:31 ] [ 編集 ]

山猫軒というのはそういうことでしたか。

たった2冊しかないのですが、手元の本を探してみました。

「猫の事務所」「来々軒」というのがありましたが・・・。

5年生にして…純真な坊だったのですね。
[ 2010/05/27 20:09 ] [ 編集 ]

Re: 山猫軒というのはそういうことでしたか。

deckyさん。
ようこそ。
「猫の事務所」それを入れようかとおもって、また別の機会にと。
あれは、一番好きなお話です。
カマ猫ね。ウチのネコみたいな奴だろうね。
うちのは、少しばかり器量がいいけど。

五年生は純真無垢ですよ。
いまはそれはもう、不本意ながら少しばかり世のアカにまみれていますが。





>
> 「猫の事務所」「来々軒」というのがありましたが・・・。
>
> 5年生にして…純真な坊だったのですね。
[ 2010/05/27 20:29 ] [ 編集 ]

Re: 始めまして~

ひばりさん。
おいで頂いて嬉しいです。
食材はね・・
難しいのです。

青いゴムの短靴を履いた小さな女子
風の匂い
空の色
お母さんとスカーフ
北国の半島

です。

ああ!どうしよう!!

> 山猫軒の由来、興味を持って拝読させていただきました、
> 難しい食材が気になって気になって・・・ヽ(^。^)丿 フフフ
>
> 叉覗かせていただきます。
[ 2010/05/27 20:50 ] [ 編集 ]

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