12月

    12月

  今日の僕の空は乾いていて
  黄昏の中で金星が光って見える

  他の星は何処へいった
  重たい百科辞書を繰るけれど
  答えは見つからない

  70年も経てば
  僕の歴史は苔むして
  毎日を覆い隠してしまう
  過去は駅前のロオタリーに止まっているバスの
  一番後ろの席に座っていて
  透明だ

  駆け去る日々に取り残されて
  それでも
  僕の膝に一匹の猫がいて
  右肩に小さな優しいひとが座っている
  そして、
  それらも次第に透明になり
  文字色金星だけが光っている12月


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[ 2016/12/17 17:58 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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