あの空の向こうには



       あの空の向こうには

    窓をあけて西の空を見る
    視界は薄紫色に霞み
    風も勢いを失い
    猫は音もなく
    わたしの中から抜け出し
    優雅に しなやかに
    空のなかを、歩んでゆく

      あの空の向にうには何がある

    夜毎、日毎
    近づいてくる足音は
    空の向こうから
    空の向こうから 
    近づいてくる
    初夏の雨音のように濡れて

     あの空の向こうには何がある

    夢は溶けて悲しみの雫になり
    窓辺の花は色を失い
    消えてしまった明日が
      <どうせ、すぐに終りが来る>
    と言って暗闇を置いていったから

    あの空の向こうには何がある
    あの空の向こうには何がある



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[ 2015/06/09 15:09 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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