戦争を知らない大人たち


戦争を知らない大人たち


目を瞑っていると
生まれ故郷がみえた

八月の朝の海は
不穏だった

夥しい軍艦から放たれた
砲弾がボクの小さなブランコを
直撃した

海を見下ろす高台の家は
それから
どうなったのだろう

今、老いたボクは
砲弾が早朝の空気を切り裂く
乾いた音を
聴いているような気がする

戦争を知らない大人たちが
戦争の準備を始めている

目を瞑っていると
寂しい生まれ故郷が見える
死者たちが
ボクの小さなブランコを
揺らしているのが見える



不肖山猫軒は1942年に今はロシア領土となった樺太(サハリン)の真岡で生まれた。
樺太は日本が無条件降伏した後も戦闘があったところである。
ソ連軍は8月20日に真岡に上陸し、日本軍と激戦となった。
「氷雪の門」の7人の女性電話交換手の自決の話は
亡き父から幾度も聞かされたものだ。
真岡は艦砲射撃の後ソ連軍が上陸、避難する民間人を守るため、
日本軍が応戦、軍、民間人ともに大勢が亡くなった。

幸いにも山猫軒一家(父、母、一歳の妹、3歳の山猫軒)は
辛くも難を逃れた。
背後に迫る戦車のキャタピラの音、
道路ですれ違う日本兵の姿、
そして、樺太からの引き上げるときの混乱など、
幼い記憶は今も鮮明である。

今日本は戦争を知らない、あるいは敗戦の混乱と、
悲惨さを知らない大人たちが大半となった。

直接的な戦争体験者は山猫軒よりも4~5歳上の年代だろう。
まあ、間接的体験者は70歳以上のものに限られると言ったらいいのだろうか。

<戦争放棄>を謳った憲法を勝手な解釈で
戦争への道を開こうという解釈改憲を自公政権は行うことになる。

戦争を知らない大人たち(国民)が選んだ政権によって、
戦争は現実のものとなるのである。

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こんな美味な<鯛酒>を<まめぞ>で飲ませていただいた。
富山、魚津市の漁師さんからの鯛である。
焼き魚は立派なアジの塩焼き。
こんな贅沢は戦争が始まったら吹っ飛んでしまうから、
今のうちに頂きま~す。




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[ 2014/06/30 16:06 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)

知らないで済む話でしょうか

知らぬが仏と言って済む話ではありません。
戦争に「限定的」なんてことが通用すると本気で思っているとすれば、正真正銘の馬鹿者でしょう。
1票を投じた人には相当責任を取ってもらう必要があります。
[ 2014/07/01 09:42 ] [ 編集 ]

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