尻尾



 
       尻尾


    花が向かう春の空は
    雪を残している
    猫が陽だまりで見ている夢に
    穴のあいた心を預け
    軽い身体を街角に
    漂わせると
    寂しさとか
    悲しさとかが
    歩いてゆく背後から
    淡い煙のようにたなびいている
    消えてしまったはずの
    過去の尻尾になって
  
    ぼくに尻尾があるように
    あなたにだって尻尾はある
    ゆらゆら揺れる
    過ぎ去った日の幻影が
    小さなお尻の上の尾てい骨から
    春の花のになって伸びている

    見えない潮の満ち引き
    聞こえない鳥のさえずり
    また 匂いをなくしていく春の風
      寂しい 寂しい 
    と呟きながら
    さらさら
    伝えてきた携帯の向こう側で
    あなたはぼくの尻尾を引っ張っている




  今日のにゃんこ


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[ 2014/03/24 13:33 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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