MONET<風景をみる眼>





MONET<風景をみる眼>


並木道

仄暗い部屋の絵画を
見つめて歩くとき
いつしか忘れていた
古い折地図の上に立っている

悲しみに滲む記しは
東西南北へ伸びる道標
おびただしい枯れた夢が
折り目から零れ落ち
行く手をふさいでいる

長いときを費やして
きみは何処に来たのか

また、一枚の絵が訊ねる
ここは何処なのか
きみもまた問いかける

睡蓮

陽を浴びる池のほとりで
女が微笑みながら
きみの古い折地図を
そっと、水面に解き放ち
咲く花にかえる
絵の中



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[ 2014/02/09 19:26 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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