有楽町 6th by ORIENTAL HOTEL

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有楽町 6th by ORIENTAL HOTEL




男が二人
バーのカウンターで
革命という酒を啜る

昔一度は神を信じて
それを捨てた男も
信じる神がいるのかいないのか
自問しながら
神社を巡る男も
グラスの中で溶ける氷のような
残り少ない命を
見つめている

視界の中で
行き交う人々の表情は
明るく
グラスを持ち上げる指先は
若々しくしなやかだ
すべての振る舞いに
陰りがないように見える
昔 二人がそうであったように

男が二人
バーのカウンターで
密かに語る
革命という夢
酔が冷めた朝には
忘れている夢






昨夜、友人のKさんとしばらくぶりのオフ会をした。
Kさんの提案で人形町界隈で、ということで、
地下鉄日比谷線の人形町駅で落ち合った。

人形町は不肖山猫軒は仕事で訪れることが多いが、
夜はさっぱり不案内である。
そこは、山猫軒の兄貴分のKさん、
なかなか詳しい。
キャバクラの話が出てくるぐらいだから
相当な強者なのである。

地下鉄を出て目に止まったのが、

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軍鶏料理 「玉ひで」の看板である。
Kさんによるとランチタイムには親子丼を求めて
行列をなすらしい。

目についたのが幸いとばかりに
入店する。
予約なしでもOK。

運ばれてきた料理はそれぞれが、なかないける。
ビールから燗酒を三本づつ(1本0.6合くらいか)
テンポよく運ばれてくる料理を
食しながら、いつものように、
年寄り二人の政治談義である。
安倍はバカだとか、
「秘密保護法案」はトンデモナイとか、
要するに悪口三昧。

旨い料理と日頃たまった鬱憤を
吐き出すことで、
酒は極上の銘酒となるのである。

最後に親子丼が出てきてオシマイ。
スープからはじまり4品それぞれが美味であった。

「玉ひで」を出て時間はまだ7時である。
帰って寝るのには少々早い。
ということで、
地下鉄で銀座にむかった。

Kさんが「ジャックダニエル バー」はどうか
ということで、無論山猫軒に異論があるはずもなく、
かの店を探して歩く。
しかし、目当ての店は見当たらない。
折よく、銀座通り沿いのビルから出てきた女性に、
Kさんが声をかけた。
「ジャックダニエル バーをご存知ありませんか」
若い女性である。山猫軒の<若い>とは
ストライク・ゾーンが広いから、
少なくとも70歳以下となるが、
この時の女性は我々よりも
40歳以上は離れているように思えた。

さて、怪しげな年寄り二人に
尋ねられた若く美しい女性、

バックからスマホを取り出して
尋ねられた店の検索をし始めた。
あれこれ、検索した結果、その店
期間限定で今は閉店との事だった。
哀れな老人たちに健気にも道案内をしようとする
若い女性がまだ、この日本には存在する。
そのことに我々は彼女に深々と頭を下げて、
深謝の意を表したのである。

結局、ジャックダニエルを諦めて、
向かったのは有楽町。
そして、
落ち着いたさきは

6th ORIENTAL HOTEL

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バランタイン21年ものを啜りながら、
Kさんがポツリと、
「さっきのオネエサンに一杯付き合ってくれませんか、と
言えばよかった」
それに、頷く山猫軒。

まだまだ、若い年寄り二人ではある。

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[ 2013/11/07 21:20 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

6th ORIENTAL HOTEL、素敵ですね!
軽く一杯、ってかんじでしょうか。
[ 2013/11/07 23:47 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

今度、TSUさんご夫妻と我が麗しの君と、いかがですか?
猫談義にはうってつけと思いますが。

いい感じです。
軽く五杯はいけますよ。



> 6th ORIENTAL HOTEL、素敵ですね!
> 軽く一杯、ってかんじでしょうか。
[ 2013/11/15 20:33 ] [ 編集 ]

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