指先




     指先




    細い指先が
    僕を指さした時
    淡い恋心が
    芽生えたのだ
   
    記憶を深く沈めても
    春を告げる風が
    心につくる細波を
    本当は怖かった

    過ぎた日々は
    どの頁をめくっても
    悔恨の文字が泡になって
    立ち上り

    細い指先が
    僕を指した時
    淡い希望が
    生まれたのだ

    心の細波が
    やがて、全てをつつみ
    川になって
    僕のなかに流れ込んだ

    一葉の写真の中で
    微笑んで
    僕を指さしている
    きみ



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[ 2013/10/23 20:28 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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