友遠方より来る




時の流れは早いものである。
うれしい出来事があり、その余韻に浸っていたら、
あっという間に時間が過ぎ、もう一週間が経ってしまった。

先週の土曜日のことである。
友人がはるばるこの上野にやってきた。
彼女(Cさん)は我が麗しの君の友人でもある。
我々二人にとって唯一の共通の友人なのである。
不肖山猫軒は既に退会しているサイトのメンバーのご両人。
女性たちは二度ほど旅行などで面識がある。
山猫軒もCさんとはオフ会で言葉を交している。
とりわけ、山猫軒と麗しの君とが友好の度を深め、
国際政治、経済問題、アベノミックス、憲法改正、
TPP、原発事故と再稼働の是非、結婚しない息子と娘、
性格の悪い我が家のネコと視力を失った彼女の愛犬BIBI
某有名スケート選手の子供の父親について、
最近始めた手話のおさらい(彼女)
毎週行っているダンスはスポーツだという彼女の弁明、
ごくまれに哲学的議論、度々恋愛論(高齢者の)
等などを酒を飲みながら毎週定例会を行なうきっかけを
Cさんにつくってもらったのだから、謝謝なのだ。

Cさんはかつて浅草にお住まいであったと聞いた。
山猫軒などよりはよほどこの界隈に詳しい。
ならば、レトロな居酒屋などで酒席を設けるのはどうか?と
麗しの君に伺いを立てたところ、<却下>
「お客様は妙齢の女性なのだから、お洒落なイタリアンレストラン、
あるいはフランス料理店、できることならキャンドルをテーブルに。
オヤジモードの居酒屋は二次会でよろしい」

「スイマセン」(山猫軒)

おっしゃることはごもっともであるが、野良猫同然の山猫軒は
気の利いたレストランなどは行ったこともなければ、招かれたこともない。
それで、べっ甲屋の<セイさん>に相談した。
<セイさん>は御徒町で長いことべっ甲屋さんを営んでいる。
言ってみればこの界隈の生き字引的存在なのだ。
「亀の甲より年の功」という諺は山猫軒と同い年の
<セイさん>にはピッタリと言えよう。

その<セイさん>が紹介してくれた上野のイタリアンレストランで
まずは一次会をスタートした。
麗しの君もこの店には異存がない様子であった。
小心者は内心ホット安堵のため息をつき、
<セイさん>にもらった<生ビールタダ券>を恐る恐る差し出す。
タダの生ビールで再会を祝して乾杯である。
猛暑の夕方の生ビールは美味い!
無料だから、なおのこと、美味い!

運ばれてくる料理を平らげ、ビールを飲み干し、ワインを注文。
喋る、食べる、飲む(女性二人)
ただひたすら相槌を打ちながら、黙々と飲む(男一人)
女性のお喋りに割り込む勇気を持ち合わせていない。
しかし、実に楽しそうなのである。
男同士が酒を飲んでもこういう雰囲気にはならない。
特に山猫軒はそうだ。
「沈黙は金、雄弁は銀」
幼い頃からそう躾けられてきた古いオトコなのである。

matenp101122-007.jpg


ワイン1本飲み干して、ハーフサイズを追加、それも飲み終えたところで、
一軒目のイタリアンレストランを後にした。
ようやくオヤジの酒場へ向かう。
酒場といえば鳥越おかず横丁の「まめぞ」でしょ。
「まめぞ」はちゃんと予約席を用意してくれていた。
土曜日は結構お客で一杯で、いつぞやは入れなかったこともある。
「まめぞ」でまたワインを1本開ける。
あっという間にそれを飲んで、日本酒に突入。
Cさんもイケる口だ。頼もしい。
麗しの君も珍しく酔っ払っている。
楽しいお酒なのであろう。
妙齢の淑女二人が酔っているので山猫軒もつられて飲む。
これ以上は無理、という頃合いを見て三人肩を組んで、
人通りの無い「おかず横丁」を千鳥足でCさんのホテルまで
300メートルほど歩いた。
このように楽しく酔えるのはそうあることではない。
Cさんのホテルから山猫軒の家まで100メートルちょっとだが、
すっかり可愛くなったしまった「酔いどれの君」を担いで帰ったのだが、
当人は、まるで記憶に無いと言うから なんとも幸せなこと。

長いこと生きていると色んなことがある。
出会いがあり、別れがあり、辛いこと、悲しいこと、嬉しいこと。
三人はとあるシニア向けのサイトで知り合ったのだが、
バーチャルな場での出会いは、時とするとリアルな場と違う一面を
垣間見ることができる。
思いがけない人間の寂しさや醜さを見ることもある。
けれども、こうして何物にも代えがたい友人たちが
山猫軒の老境に現れたのも事実である。
たくさんの友人はいらない。
少しでもいいから嬉しい時間を共に出来る友人がいればいいと思う。

そんなことをしみじみ噛み締めながら一週間が過ぎた。

Cさん、またおいで下さい。
今度は料理店<山猫軒>の逸品をご馳走しますよ。










スポンサーサイト
[ 2013/07/20 13:14 ] 未分類 | TB(0) | CM(6)

楽しそうですね

でもちょぴりお疲れになったのでは?
酷暑の折から飲みすぎないようにしてください。
[ 2013/07/20 16:41 ] [ 編集 ]

Re: 楽しそうですね

爺さま

今度一緒にいかがですか?
女性たちには負けるでしょうけれど・・
酒とおしゃべりには。

> でもちょぴりお疲れになったのでは?
> 酷暑の折から飲みすぎないようにしてください。
[ 2013/07/20 16:48 ] [ 編集 ]

ご馳走様でした

山猫さん 
ブログを拝読して改めてあの夜が蘇って来るようです。
まことに楽しい飲み会でした。
麗しの君と私の心はほぼ全開状態で
とにかくお酒が美味しくて 次から次へと美味しくて~

山猫さんは予約やら準備やら大変だったのですね~今知りましたww
ありがとうございました。
麗しの君が発案してくれたイタリアンもまめぞも
どれも美味しかったです。
改めておもてなし頂いたお二人の心遣いを思い返します。

私もホテルに帰って シャワーを浴びたようではありますが
朝起きると服が ちぎれた旗みたいに散乱し
歯ブラシも投げてありました。
相当ご機嫌であったことは間違いないですww

メチャクチャ楽しい時間でした。
お二人に深く感謝です。


[ 2013/07/20 22:46 ] [ 編集 ]

とても楽しい時間だったようですね~

こんにちは~
ご無沙汰しています。
お元気そうで何よりです(*^^)v
先週の土曜日はとても楽しい時間を過ごされたようですね。
Cちゃんのブログでも拝見しました。
ブログから楽しい様子凄く伝わってきました(^^♪
私も3人の様子が伺えてとても嬉しく思いました!(^^)!

「麗しの君様」にもよろしくお伝えくださいね~
まだまだ暑い日が続きます。
どうぞお身体ご自愛下さいね。
[ 2013/07/22 11:56 ] [ 編集 ]

Re: ご馳走様でした

チカさん。

ああいう酒ならきっと百薬の長なのでしょう。
涼しくなったら、また飲みましょう。
楽しみにしています。


[ 2013/07/22 13:21 ] [ 編集 ]

Re: とても楽しい時間だったようですね~

neneさん

お久し節です。
nenenさんもお元気な様子で何よりです。

この間は本当に楽しい時間をCさん、
麗しの君と過ごしました。
冥途のみやげ話にはもったいないくらいだから、
長生きしようと思っています。
まだ、あれだけ酔っ払うことができるのですから、
百歳まで頑張れそうです。

麗しの君に伝えておきます。
明日は夕ごはんを食べに来ますから。

neneさんも暑さに負けないで、
お元気でいてください。
そのうちに三人で大阪に出かけていきますからね。
では、では。


> こんにちは~
> ご無沙汰しています。
> お元気そうで何よりです(*^^)v
> 先週の土曜日はとても楽しい時間を過ごされたようですね。
> Cちゃんのブログでも拝見しました。
> ブログから楽しい様子凄く伝わってきました(^^♪
> 私も3人の様子が伺えてとても嬉しく思いました!(^^)!
>
> 「麗しの君様」にもよろしくお伝えくださいね~
> まだまだ暑い日が続きます。
> どうぞお身体ご自愛下さいね。
[ 2013/07/22 20:02 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://isoisomao.blog3.fc2.com/tb.php/802-bbbec2dc