休日の午後





  
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   素早くしなやかな風が庭園を横切ったとき
   すでに 木々の梢に緑の葉が目覚めていた
   目を閉じ
   耳を澄ませば
   握った柔らかな手のひらから
   今日の航路を辿って
   あなたの声が立ち昇る

   向こうのツツジは今が盛り
   こちらの薔薇は
   明日を待ち 膨らみ続ける蕾
   陽光が蝶のように舞っている
 
   なぜ この庭園に迷い込んだのか
   わからない
   いつから この庭園に佇んでいるのか
   わからない
   そういえば
   風が開けた扉が
   あなたの瞳の中に見えるから
   ぼくたちはその向こうから
   来たのだろう

   入り口から流れこんでくる
   花粉に誘われた
   休日の午後が
   ベンチの上で囁き交わす


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[ 2013/05/14 11:02 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

満ち足りた.....

なにか、とても満ち足りた、おだやかな空気が感じられる詩です。
初夏のやや強い日差しと程よい湿度の風がにおいます。
きっとちょうど良い孤独とちょうど良い温かさがそこにはあるのでしょうね。
[ 2013/05/14 23:57 ] [ 編集 ]

Re: 満ち足りた.....

TSUさん

いつも、猫達の楽しい絵を有難うございます。

だんだんと、穏やかになっていきます。
歳を取ると、そうなるのかもしれません。

そうそう、ドリちゃんの「裏の顔」。
我が家のマオもそう感じる時がありますね。
甘えている可愛い表情と憎たらしくふてぶてしい
意地悪そうな顔があります。
思わず思い出してしまいました。


> なにか、とても満ち足りた、おだやかな空気が感じられる詩です。
> 初夏のやや強い日差しと程よい湿度の風がにおいます。
> きっとちょうど良い孤独とちょうど良い温かさがそこにはあるのでしょうね。
[ 2013/05/15 09:26 ] [ 編集 ]

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