するとぼくの猫は



するとぼくの猫は


するとぼくの猫は居眠りをやめ
おおきく伸びをして
悠然とドアをすり抜け
吹いている風に
濡れた鼻をさしだした
秋なんだよ

日光 月光も
すくなからず憂いを帯び
川岸の草むらでコオロギが
一瞬の歌を歌い
夏の嘘を追い払っている

街の小さなギャラリーでは
チェロの低い旋律が
飢えた心たちに
ひとつの愛のかたちを
そうぞうさせてる

ぼくの猫は
椅子とも言えないような腰掛けに
紡錘形の後ろ姿を
月光の浴びて座り
七軒町の路地から
ひらひら風が吹いてくるのを
眺めている
秋なんだよ
熱い恋が消えて
しみじみと身を寄せ合う恋が
忍び寄ってくる
秋なんだよ


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[ 2012/09/24 10:51 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

秋ですね。
猫もなんだかフットワークがいいです。
大人の恋の季節でしょうか?
[ 2012/09/26 22:04 ] [ 編集 ]

Re: 秋

みかんさん。

あっという間に秋風が吹きはじめました。
わが家の凶暴な猫は食欲旺盛です。(いつものこと?)

恋を出来るのも生きている証拠ですね。
有難いことに。


> 秋ですね。
> 猫もなんだかフットワークがいいです。
> 大人の恋の季節でしょうか?
[ 2012/10/04 14:31 ] [ 編集 ]

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