ないしょごと



       ないしょごと



     さりげなく
     明りを閉め出した
     水色の敷布の上で
     去年の六月は
     何をしていたのか
     ぼくはぼんやり
     考えている

   「ないしょごと だいすき」

    秘密であるはずの
    できごとを
    互いのそれに重ね合わせたら
    もう、それは
    ないしょごと
    ではなくなって
    ふたりだけのものになる

    夜更けが去り
    曙がやってきた
    それでもわずかに
    明りが忍びこむ部屋で
    ぼくは 目をつむり
    また目をひらく
    開いた目の中に
    深い湖が待っていて

  「なにか、話していて」

    見つめ合いながら
    きみのないしょごと
    ぼくのないしょごと
    話してみると
    たいしたことでもないことを
    また、始まりかかった夜に
    いつまでも
    しゃべっている

    ときおり
    深い湖に唇をおしあてて
    来年の六月は
    何をしているのか
    ぼくは ぼんやり
    考えている
    きみのないしょの話をききながら



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[ 2012/06/24 21:16 ] 未分類 | TB(1) | CM(0)

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まとめtyaiました【ないしょごと】

       ないしょごと     さりげなく     明りを閉め出した     水色の敷布の上で     去年の六月は     何をしていたのか     ぼくはぼんや...
[2012/06/25 09:11] URL まとめwoネタ速neo