日曜日



     日曜日


   遅い朝が窓辺にあった
   尋ねてくるひとのない日曜日の
   始まり
   湯を沸かし
   カップ麺に注ぎ入れ
   顔を洗い 洗濯をすますと
   まだ、遅い朝だった

   鍵を受けとってくれるひとを
   昨夜中 探して歩いていたので
   とても疲れていた
   それが たとえ夢の中だったとはいえ
   疲れていたので
   一本だけ残っていた煙草に
   火を付けた
   黴の匂いが肺を満たし
   それで少しだけ
   憂鬱になって 
   うろたえた

   憂鬱が居眠りをする頃には
   遅い朝は夕暮れと
   一緒になっていた
   一杯の酒で
   昨日のおでんの残りを食べ
   また
   鍵を受けとってくれるひとを
   探しに夢の中に歩いていった
   重たい疲れを引きずりながら
   とぼとぼと
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[ 2012/01/29 23:40 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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