鳩山母にお礼を

また、雨である。
いつまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ。
我が国日本の原状。

本日は珍しく山猫軒は社会的、政治的な思索をしてみようと思う。
これはshirayukiさんの今日の詩<薄光>に対するコメントでもあります。
詩の料理店<山猫軒>としては、本来詩を持って<薄光>に応えなければ
ならないのだが、あいにく、このてのテーマは煮ても、
焼いても、ふかしても、揚げても、どうにも始末に負えない食材なのだ。
したがって、山猫軒風に

小沢一郎氏に対する、検察審査会起訴決定
対する考えを披露する。
なお、諸氏(お客様に向かって何という上目線だ)はそれぞれ、
違う考え意見もあろうかと思いますが、
そこのところは平にお許しを願いたいと思います。

さて、鳩山総理、小沢一郎民主党幹事長の政治資金規正法違反事件ですが、
自民党はもとより、マスメデイアはこぞって、批判追求の論陣を張りました。
何億円もの巨額なカネが不透明なあるいは誤った(意図的な)処理がなされた、
というものです。
鳩山総理は子供手当が故人献金に化けてしまった。
小沢氏はカネの出所が不明。
どちらも、間抜けな話ではあります。
世論は(これはインチキだとぼくは思っている、昔からね)これに対して、
説明責任を果たせと、二人にレッドカード(ほとんど)を突きつけている。
TV局のスタッフが、街角で巣鴨のとげ抜き地蔵商店街のオバアチャン
(どんなわけか、僕のような品のいいジジイはいない)
にこの問題について、いいか、悪いかをたずねると、
圧倒的に、鳩山さんも一郎さんも、分が悪い答えが返ってくる。

でもさ、ダレだってイイか、ワルイか、どっち?
聞かれたらイイなんて言いません。
このいい加減な山猫軒でも、ワルイ、と答えます。
質問の仕方がまず、よろしくありません。
それよりも、以前に、庶民感覚でこのカネの額、数字を論ずることが、
大間違いだと思う。
ぼくは、恥ずかしながらほんのチョッコとだけ、
政治の世界を覗いた経験があります。
選挙(衆院選挙、市長選挙)の選対委員長をやったことがあります。
(ものの、はずみってやつですね)
だから、政治活動、特に選挙(大きな選挙ほど)どれだけ大変か、
おカネがどれだけかかるか、よ~く分かっています。
あなたの住んでいる所の選挙区(仮に衆院選挙としましよう)に、
何カ所のポスター掲示板があるか知ってますか。
地方に行くとタヌキか猿かキツネかクマの方が多いような、
山奥にも掲示板があるんだね、これが。

選挙の告示日、選管から七つ道具(詳しいことはご要望があればまたの機会に)
を受け取ると、一斉にポスター貼りに走ります。
人手、人海戦術だね、まさしく。ダレが貼るのよ?
これだけでも、大変なことなのはご理解いただけると思います。
一介の市民、サラリーマンが立候補なんか(国政レベル)不可能です。
それを、今回民主党は可能にしたんですね。
可能にしたのはひとえに小沢一郎さん(最も嫌いなタイプ)でしょうね。
巨額(どこから集めたか分からん。少し分けて欲しかった。分けてもらえなかった
庶民はそれが感に障る)のカネは小沢事務所の秘書、スタッフが全国を駆け回り、
若い候補者(例えば福田絵里子さんなど)の事務所に貼り付いて
、選挙戦を戦うために使ったのです。このことが、政権交代を可能にし、
ようやくまともな政治の実現を見たのだと思う。

先に述べたように政治にかかるカネの額と、ぼくたちの生活費(給料)とを比較することが間違っているのです。
これは、個人の財布と大企業の金庫を比較することの愚かしさと同じです。

鳩山さんにしても、税務処理をキチンとしなかったのはまずかったが、
親からもらったカネをどう使おうといいじゃないの、と言う意見が出なかったのが、
不思議でなりません。
政治資金規正法という法律が正しいのか改善すべきか、
選挙制度(寄付金、ネット利用)はこれでいいのか。
早急に議論し変える必要ありです。
その、鳩山さんの子供手当がこの政権交代に大きく寄与したことは、
言うまでもありません。
本来ならば、太っ腹な鳩山母にぼくらはお礼を言わねばなりません。

そして、もうひとつ、今回の小沢氏の4億円とも言われるカネはゼネコン(西松建設)
から出たのではないかと検察は見たようですが、
これも、噴飯ものですね。
ぼくはゼネコン相手の仕事を長年してきました。
たしかに、昔はひどかった。某スーパーゼネコンなどは
現場事務所で堂々と僕が持ち込んだ数百万の入った紙袋を受け取って、
いたものです。むろん領収書なんてありゃしない。
工事や資材の水増し請求(この場合は倍額です。使途不明金として課税される)
で、受け取ったカネを現金に換えて(これも複雑な処理をします。)
これが、談合事件をきっかけに法改正がなされ、厳しくなるとともに、
不況で建設業界もそんなことができなくなったのです。
今時何千万もの現ナマを紙袋に入れて持ち込むなんて、
時代錯誤も甚だしい。
五千万円を作るのには一億円用意しなければならないのです。
一億円の純利益をあげるためには何十億円、何百億円もの工事を、
受注しなければならない。
それも、危ない橋を渡って、橋の工事を。

少し、おわかり頂けたでしょうか。
小沢氏の件は大騒ぎするほどのことではない。
というのが山猫軒の考えであります。

やっぱり、詩にした方が楽だった。
文章にするとこんなに長くなる。疲れたね。


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[ 2010/04/28 14:17 ] 未分類 | TB(0) | CM(6)

14:17・・・?

おちゅかれさま♪
頭の悪い・・・おまけに世間知らずのアタシ(自慢にならん)が
短い時間で 政治をベンキョウさせてもらいました。
得した。時間的に。
・・・・が!むふふ、山猫軒様は こんなに長い文章 ご苦労様です♪
しかも、この時間!!!
そんなに、仕事 暇なのか?(←さぼり?hihihi)

言っておきますが、アタシは coffee break です。
[ 2010/04/28 15:18 ] [ 編集 ]

おつかれさま

まったく同感です!
異議なし!
[ 2010/04/28 15:52 ] [ 編集 ]

こんばんは

山猫軒さま、今晩は。いつもお世話になっていますshirayukiです。
詩の真意を、しっかり汲み取って頂いて有り難うございます。感謝です。
今度の事件への、抗議を込めて書きました。
詩って文章は短いですが、いろいろな思いを込めることが出来ます。
だから”詩人”(自分で言うのも、こそばゆいのですが)は、様々なことにアンテナを巡らし、物事を自分の力で考え、言葉を練ることによって深い表現がたくさん出来るようになると思います。
かつての19世紀のヨーロッパの詩人達は偉大な思想家であり、政治にも深く携わり、民衆に勇気と希望を与えてきました。そこまで行くのは、私の力では不可能だとしても、言葉の持つ力の無限性を引き出すには、こういう題材で書くのも勉強かな....と思ったりしています。
[ 2010/04/28 21:30 ] [ 編集 ]

Re: おつかれさま

しあわせさがしさん。
あなたがそう言ってくれると嬉しい!



> まったく同感です!
> 異議なし!
[ 2010/04/28 21:47 ] [ 編集 ]

小澤幹事長、君は正しい。

 大変よい詩を書いてくれましたね。私は小澤一郎氏や民主党シンパではありませんが。真実が大事です。

 公認会計士 矢野弘樹氏による平成22年 3月30日付け『政治資金の情報公開制度改正の提言 (陸山会の政治資金規正法に関する事件の考察を踏まえて)』を3度読みました。(原文はサイトから入手可)

 その長文の分析の結びには次のくだりがあります。

 <残念ながら多くのマスコミは、スキャンダル的な憶測報道を繰り返すことに終止し、検察の不公正  な権力行使への言及もほとんどなければ、法解釈、制度改正の検討などもほとんど行われて     いない>

 <今回の起訴内容は前述の分析どおり悪質性はほとんど感じられず、過去の事案からすれば通常  不起訴になる内容である。当然、小沢幹事長が幹事長職を辞す必要など全く無い。
 一連の事件を権力闘争に利用するのではなく、事件を冷静に分析して、検察のあり方に加え、     政治資金の情報開示制度のあり方も議論すべきである>

                                                                 国民は正しい情報を得る努力をし、その上で正く選択権を行使して先人が理想とした良い国を築kきたいものですね。

 詩の続編を期待します。


 
[ 2010/04/28 23:31 ] [ 編集 ]

Re: 小澤幹事長、君は正しい。

アルゴンキンさん。
ありがとうございます。
ぼくも書きましたように小沢一郎氏は好きではありません。
しかし、好きでないからダメだというのはオカシイ。
ここ、一連のことはあなたのおっしゃるとおり、
<小沢一郎幹事長は正しい>
断じて辞めることはない。鳩山総理も同じです。
[ 2010/04/28 23:41 ] [ 編集 ]

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