解き放つ

静かに ほどけてゆく
時計のゼンマイの音

いつからか
螺旋階段は果てしない
海底への航海にかわり
春の吐息に 耳をすまして
降りていく 時間

眠っているのか
覚醒しているのか
柔らかく足裏を掴む階段を
踏みしめ
辿る 時間
沈む 日付

そして、
立ち止まり
振りかえり
近づいてくるあなたを見つめ
細ながく伸びた指先にふれる

眩しい夕映えのような指先が
筺の中の日付を摘みあげ
春の飛沫に
そっと、放つのだ






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[ 2010/03/24 11:42 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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