何故、人は集まるのか?



「何故、人は集まるのか?」


急速な高齢化時代を迎え、結婚しない人も、
昔では考えもよらぬほど、「おひとり様」「シングル」が多い。
山猫軒の周りを見渡しても、離婚したもの、死別した人、
あるいはなんとなく縁が無かった人、
結婚なんか考えもしなかった人、
それぞれ、千差万別な理由があって、ひとり暮らしを続けている。


人間社会の単位は何かと考えるとき、
今現在の社会では「個人」なのだろうと思う。
「夫婦」「家族」が社会の単位と考えられていた時代は、
過去のものとなりつつあるようだ。


しかし、人は「ひとり」で生きられるのだろうか。
馴染みの酒場で酒酌み交わす友人たちは、
一時の安らぎでしかない。
これから訪れる季節、秋の悲しげな枯れ葉の舞い散る音を
聞きながら夜更けの一人散歩をするとき、
酔いどれて帰り着いた寒々とした暗い冬の
我が家の鉄扉を開けたとき、
心の中を寂寥感がひろがるのである。
たとえ、飼い猫が待っていてもである。


離別したり、伴侶を亡くしたり、
子供たちが成人して家を出て自立したりして、
気がついたら「ひとり」の生活。
山猫軒はまだシゴトを持っているので、
人と人との繋がりが日常的にあるが、
会社勤めを終えた人や、主婦だった人たちは
普段から格別の趣味を持って、
人との関わりを継続的に行っていない限り、
まず、「ひとり」の悲哀を噛みしめることになる。


これは、年寄りだけではなく、若者たちにも言えることだ。
電車に乗ると座席に座っている人たちの実に多くが、
ケイタイを開いているのを眼にするだろう。
電波にすがっているのだ。
「ワタシはここにいる。」
「キミはどこ?」


老いも、若きも「ひとり」の重たさに絶えきれなくなるとき、
集まりへと進んでゆく。
継続的な関係を望むものもいるだろうし、
ほんのつかの間の一騒ぎでいいと、思うものもいるだろう。
そして、それぞれが散ってゆく。
あるいは、去りがたく引かれ合うもの同士が、
あらたな展開へと発展したりするのである。


理学博士は「夫婦論」を自分の場合を反芻しながら述べているが、
おおむね当たらずとも遠からず、である。
しかし、博士には「ひとりもの論」を述べることは難しい。
博士は少なくとも「夫婦」という単位の中から見ている。
「個」と「夫婦」「家族」「社会」「国家」と考えてゆくとき、
「個」を改めて意識せざるをえないのだ。


先日参加したシニアナビのオフ会の後、帰りの新幹線の中で、
そのことを考えていた。
オフ会の様子は他の参加者がそれぞれがブログで語っているから、
それで十分だろうと思う。


「何故、人は集まるのか?」

そう思いながら、また、集まりに出かけて行きそうである。



        今日のネコです。


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[ 2011/08/22 14:20 ] 未分類 | TB(0) | CM(8)

人はみな
ひとりこの世に生まれ
ひとりこの世を去る
だけど ひとりでは生きられない
それが 愛

山猫軒さん、やっぱりひとりでは生きられないのではないでしょうか?
私も仕事を辞めると、人恋しくなりました。
働いている時は、人相手で随分しんどい思いをしたのに・・・
そう思うと現実的ですが、skypなんかはいいと思います。
沈んだ気持ちの時、話をして気分を切りかえていく事ができるからです。
これからの高齢者社会、横のつながりを大事にすべきですね~

[ 2011/08/22 19:00 ] [ 編集 ]

祭りの後?

オフ会楽しかったご様子。
余計にひとりの帰路は寂寥感が迫りますね?

本物を晒すのに少々抵抗があったり
みなさまにお目にかかりたい気持ちがあったり
オフ会の申し込みに逡巡している間に、
仕事が入り…^^;

人恋しい気持ちがこうやってシニア・ナビに集わせていている気もします。
おひとりさまの気楽さの裏のは、
しっかり寂しさが張り付いていて自分で上手に慰撫する?

私のブログ見て、私の安否確認をしてくれている友達も幾人か居て、記事更新させている部分もあります。
そういうありがたい方々があって『ひとり』
ひとりでは生きていないようにも、
ひとりで生きているようにも思います。
[ 2011/08/22 20:21 ] [ 編集 ]

おつかれさん

何はともあれ、、、楽しかったですな♪ (*´∇`*)

初めてお邪魔しましたがワタシの拙ブログと違って
ずいぶん高尚ですな・・・(ё_ё)
[ 2011/08/22 22:03 ] [ 編集 ]

こんばんは
ブログと内容とは関係なくごめんなさい。
質問です^^
先日「コクリコ坂から」という映画を観たのですが
1960年代の横浜を舞台にしたアニメで、
主人公達が電車で東京に行った時、山猫軒という看板の
飲食店があったのです。
物語には関係なく風景的なものですが、
文学的な意味のある言葉なんだと
直感したんですが・・・
それともオーナーシェフをしていたお店・・・
気になって仕方ありません^^
[ 2011/08/22 23:24 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

まこさん。

コメントありがとう。

> 人はみな
> ひとりこの世に生まれ
> ひとりこの世を去る
> だけど ひとりでは生きられない
> それが 愛

そうですね。
ひとは皆一生のうちで自分の受容体にキャッチできる人を、
探し続けているのだと思います。
ひとりでは生きられないから。




[ 2011/08/23 08:32 ] [ 編集 ]

Re: 祭りの後?

みかんさん。

ほんとうは、あなたをお誘いしたかったのですが、
何故か躊躇してしまいました。
何時か顔を合わせる、機会が巡ってくることを願っています。

「祭の後」の寂しさはずっしりと重たいものです。
これには、幾つになっても慣れることは出来ません。


> ひとりでは生きていないようにも、
> ひとりで生きているようにも思います。

同感です。
こうして、言葉をここで交しあえることも、
とても支えになっているように思います。
[ 2011/08/23 08:38 ] [ 編集 ]

Re: おつかれさん

やまとおのこさん。
おはよう。
同じ酒飲み、酔っぱらい同士、
心通うものがありますね。
楽しい時間でした。

また、一緒に酒飲みしましょう。



[ 2011/08/23 08:40 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ブラウニーさん。
おはようございます。
「コクリコ坂から」は、まだ見ていないのですが、
東京に「山猫軒」というレストランはあります。
特に知られているのは本郷東京大学赤門の前にある、
「山猫軒」のようです。
「コクリコ坂から」のそれと同じかどうかは分かりません。
僕がやっていた店は「山猫軒」という名ではありませんし、
東京でなく地方都市です。

御承知のように「山猫軒」は宮沢賢治の「注文の多い料理店」
に出てくる店の名前です。
ネコ好きの僕にはもっともふさわしいHNだと思って、
この名を使わせてもらいました。

もし、東京に出ることがありましたら、
ご一報下さい。
一緒に「山猫軒」にまいりましょう。
そしてネコたちのことなど話しましょう。


[ 2011/08/23 08:48 ] [ 編集 ]

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