夜のハーモニカ



             夜のハーモニカ





        始まりかけた夜の裂け目から
        猫が髭を覗かせて
        誰もいなくて寂しかろう と
        寝返りばかりを打つ僕に
        小さなハーモニカを置いていった


        始まったばかりの夜は長い
        猫の消えた部屋の暗がりで
        柔らかい壁に背中をあずけ
        鈍くひかるハーモニカに
        耳をあててみる


        もしかしたら、
        聞こえてきはしないか?
        時折 耳朶の底から
        流れてくる聞き覚えのある
        旋律が 風のように
        聞こえてきはしないか?


        厳かなオーケストラでも
        しっとりと歌うジャズでもない
        単調なか細い旋律だけが
        寄る辺ないこの夜には
        よく似合うのだ
        暑い夜空に流れる
        獅子座流星群のように
        音を消して
        記憶の薄い板が振動している



暑いのである。
その暑い中、昨日は一日シゴトをした。
品川駅を皮切りに有楽町から銀座七丁目(資生堂)。
万歩計は1万歩をはるかに超えている。
六時過ぎに全ての作業終了して、
銀座並木通りを歩く。
ぬるい風が吹いている。
実に久しぶりである。
懐かしい建物をみると、中に入っている店舗が、
変わっていたりする。
当たり前だ。随分昔のことだもの。
たまに、こうして、あてもなく、歩くのもいい。
暑くなければなお結構。


例のごとく生ビールから始まった酒飲みで、
グラグラする頭の中で、
この詩を書いた。










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[ 2011/08/11 01:30 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)

夏の夜は猫いらない

暑苦しいですね~
甘え猫は~
しかたないですね~
飼い主だけが頼りだから~=^_^=

ハーモニカ吹いて
寝かせてくれる猫がほしいv-75

[ 2011/08/11 18:51 ] [ 編集 ]

Re: 夏の夜は猫いらない

みかんさん。
本当に暑いですね。
毛むくじゃらな猛獣がそばにいるせいでしょうか。
お宅のモコちゃんは毛がふさふさだから、
なおさらのことでしょうね。




[ 2011/08/12 12:32 ] [ 編集 ]

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[ 2011/08/13 09:36 ] [ 編集 ]

Re: さよならを言う前に

kurumiさん。
また、時々おいでください。


[ 2011/08/16 09:36 ] [ 編集 ]

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