消しゴム

消しゴムがかなしいのは
いつも何か消してゆくだけで
だんだんと多くのものが失われてゆき
決して
ふえることがないということです。

  ー赤糸で縫いとじられた物語ー寺山修司


まさしく、僕は消しゴムで消されてゆく時間の上に座している。
僕が消しゴムそのものなのか、
消しゴムは神の手の中にあるものなのか、
年齢は増えるけれど、時間は減る。
油断していると、すぐそこに、<出口>が待ち受けている。
このような、ネガティブなことを言うと、
恋人から蹴りをくらうのでやめにしよう。





あなたの声を 
手にとってみれば
その裏側で
黒い犬が一緒にしゃべっている

テーブルの上に
置いていった赤い林檎から
あなたの声が
こぼれだし
眠っている癒鬱を慰める

甘くて 哀しい夢の海で
わたしを 溺れさせる
遠い、とおい
かすれて 呪文のような
なやましい
あなたの声

まよなかに
今日 雨のひみつを
明日 二人のひみつを
群青色に煙る風になって
わたしを覆ってゆく
あなたの声



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[ 2010/04/23 15:29 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)

アルト

もしかして 恋人は アタシの好きな アルトの声か?
そうなら、chu!
[ 2010/04/23 20:06 ] [ 編集 ]

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