抜き打ち査察

人生は想定外の連続である。
もしかすると、想定通りに事が運ぶ事の方が、
少ないのではなかろうか。


現に、不肖山猫軒が今日ここで、
昨日の出来事を述べているのも想定外なのである。
そもそも、昨日は想定通りブログの更新が出来なかった。
(これには想定外の出来事があったためである)
想定通りならば、昨日は心穏やかに、
思索ににふけって、「博士の恋愛論」に対する反論を、
練っていたはずなのだ。


ところが、大想定外の事が発生したのだ。
大地震、大津波、フクシマ原発事故、
マグニチュード8.5級の事態発生なのである。


昨日は夕刻暑さを避けるべく、アメ横の「きくち」に出かけた。
あの頑固オヤジの「きくち」である。
しゃべると喧嘩になるから、夕刊紙を小脇に店に入る。
生ビールを飲み干し、冷たい酒をちびりちびりやっていると、
ケイタイが鳴った。
怒りっぽい恋人からである。
家の近くまで来ている、というのだ。
「冗談でしょう、本当にどこにいる?」
と聞くと、不機嫌そうに「台東区御徒町」との答えが・・・・


まったくの、想定外である。
抜き打ちの査察なのか!!
年に何度かはこのような査察が入るのだ。
しかし、夕方というのは<寝耳に水>
<驚天動地><ドングリコロコロ>だ。
日頃、清廉潔白、品行方正、を愚直なまでに固く守って、
清く正しい生活を送っている山猫軒であるから、
何一つやましいことはないのだが、
どのようなことでも浮気の証拠として、でっち上げる特捜部顔負けの、
峻烈な追求に、山猫軒は冷や汗三斗を流す。


「来るなら来ると連絡くれたら、お迎えに上がりましたものを」
という山猫軒に
「そんなことをしたら、意味無いでしょ!」と、きついお言葉が冷ややかに。


まあ、とりあえず「きくち」においでいただき、
酔いもいっぺんに醒めた山猫軒は刑場に引き立てられる罪人
(濡れ衣、えん罪)のような顔つきで、
二階の<ユロット>へ二人で出かけたのである。


一昨日電話で、紅茶ショップ<LUPICIA>
へ行ってフレーバー・テイーを買ってくるように、との仰せに、
健気な山猫軒は言いつけ通り、夏の紅茶セットを買ってきていた。
危ないところであった。
危機一髪である。
買わずに「きくち」で酒を飲んでいたら、どのような事になっていたのか、
想像するのも恐ろしい。
紅茶セットと秋田から送られてきた<稲庭饂飩・かんざし>一包みを、
お土産に高速バス乗り場まで送って、
ようやく、無罪放免なのであった。


帰ってきても、ぐったり疲れ果てて、最早酒を飲む元気も失せ、
「博士の恋愛論」に対する反論など、言うに及ばず、
「山猫軒・恋の顛末」をこうして記することになってしまった。


<泣く子と恋人には勝てない>



カワイイ猫に慰めて貰うことにしよう。

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[ 2011/07/07 11:50 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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