<五百羅漢>狩野一信



久しぶりに外に出かける用もなく、一日、
PCに向かっての仕事である。
午後になるとそれも飽きてきて、
居眠りをしたり(疲れが溜まった)していたが、
外を見ると雨は小康状態のようなので、
急に思い立って「江戸東京博物館」へ行こう!!
と一大決心をする。
山猫軒の住み家から「江戸東京博物館」までは、
地下鉄大江戸線で二つめの駅だから、
ドア・ツウ・ドアでせいぜい20分もかからない。


ず~っとPCの裏に頭をつっこんで尻尾をパタパタ振って、
仕事の邪魔をしていたマオの不満げな視線を背中に感じながら、
家を出た。

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雨は上がっているが油断がならない空模様である。
傘を持つべきかどうか迷ったが、
降らないことを願ってそのまま電車に乗った。


ああ、無情!!
両国駅のエスカレーターを登り切り、
入り口に立つと外は烈しく雨が降っている。
梅雨なのだから当たり前なのである。
数秒、思案したが、ここはダッシュで博物館まで走ろう。
急がない、走らない事をモットーにして生きている山猫軒にとっては、
清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要なのである。


案の定、濡れた。
シャンプーされるマオの気持ちが少しだけ分かった気がする。


博物館では特別展<五百羅漢>幕末の絵師・狩野一信
が開催されていた。
増上寺秘蔵の仏画100幅一挙公開である。
日頃、酒とネコと仕事漬けの山猫軒であるが、
すこしは厳かな雰囲気の中に脳みそを浸すのも良かろう。



展示室は結構な賑わいである。
平日の午後というのに、老若男女が静かに仏画を見入っている。
とにかく100幅の仏画である。
それもかなり大きい。
狩野一信は100幅を描ききれずに没したと有り、
残り4幅は妻・妙安と弟子の一純らが補って完成させ、
文久3年(1863年)増上寺に奉納されたそうである。
先の戦災をも逃れ150年の時をこえて、
僕の前に現われたと思うと、
「やっぱり、ネコ遊ばずにここに来て良かった」
としみじみ思いながらゆっくりとした時を味わうこととなったのである。





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[ 2011/06/17 23:20 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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