「きくち」頑固オヤジの話

先日何ヶ月ぶりかに、御徒町アメ横のフグ料理
「きくち」に行った。
「きくち」のオヤジは山猫軒よりは少し年下で、
極めつけの頑固者である。
聞くところによると、どれほどお客と喧嘩をしたか、
数え上げられぬほどだそうである。
腕は確かなのだから、喧嘩をしなければ大繁盛で、
アメ横のビルオーナーになっていたかもしれない。
神様は人に二物を与えなかった良い例であるといえよう。


かくいう山猫軒もご多分に漏れずに、
「きくち」のオヤジと戦端を交えてしまったのは昨年のことである。
原因はハッキリとはしない。
よく分からないうちにオヤジが怒り始めたのである。
あとで店に出てきたオカミさんによると、
前日だか
お墓参りに家族揃って(オカミさん、娘さん)行った折に、
娘とオヤジが車の中で喧嘩を始めて、
娘さんが怒って途中で車から降りて一人で帰って来たというのだ。
その余韻が残っていたのだろう。
理由はともかくとして、客に喧嘩をするなどはもってのほか。
ということで、1階の{きくち」には一切足を踏み入れなかった。
2階の「ユロット」は時々顔を出しても。



しかし、書棚に頑固オヤジから借りた本がある。
秋田県横手市出身のオヤジからかりた秋田弁のまんが本である。
これを返すついでにイヤミの一つも言ってやりたい。
心優しい山猫軒はそう考える。



そう言うわけで本を持って行ってきた。
店には常連の禿頭のワニちゃんが一人いる。
気持ち悪いくらいに愛想の良い「きくち」のオヤジである。
日本酒を一杯頼んでつまみをお任せで待つ。
出てきたのが


2011053117240001.jpg

<チカ>のフライ<ワラビ>のおひたしである。
<チカ>は淡水魚のワカサギの親類で海水魚である。

DSC05718.jpg


ワラビは前日に秋田県横手のやまから採ってきたという。
淡泊な味のフライもワラビも美味しかった。
オヤジの顔がまえに無ければもっと、
美味しく食べられたのにと、心底残念に思うのである。
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[ 2011/06/02 14:50 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)

ウーム 子持ちシシャモのから揚げも美味しいけど、チカのフライも美味しそう。
[ 2011/06/03 01:36 ] [ 編集 ]

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