原子力と生肉

今日もまたフクシマ原発事故について述べてみたい。
この出来事は365日書き続けても書き足りないぐらいの多くの問題を
含んでいるから、山猫軒の脳みそはメルトダウンなのである。、


フクシマ原発事故はまず、根源的なところから考えてみると、
同時期に起きた「ユッケ」肉の生食による食中毒事件(事故なのか?)
と同じ土壌から発生したと考えてもいいのではなかと思うのだ。
勿論、原子力と生肉はまったく異質のものである。
しかし、原発事故は核を人間が管理しきれない未知の部分を残したままに、
それをコントロールしようとした人間の思い上がりを、
見事に露呈させたものだと思う。
触れてはいけないものだったのではないだろうか。
原子爆弾を広島、長崎で経験した我が国が何故原発に
のめり込んでいったのかは、時間の経過を待たねばならないだろう。


生肉の中毒事件は生物学(分子生物学者の福岡博士によると)的
観点からは生物(全ての)は他の生物に捉えられ、食べられないように
するために毒を持っているのだという。
ジャガイモの芽は毒である。
フグの卵巣は言うに及ばず。
我々人間は生きている限り瞬時も休まずに身体の細胞を交換している。
摂取した食物は消化器官でその原型をとどめないほどに、
新しい細胞に変換するために害にならないようにと、
分解してしまうのである。
本来、野菜も肉も魚もそのものは我々にとっては受け入れがたい異質の
ものであるということらしい。
だから、出来るだけ消化しやすいように、そして、
生きている食物をしっかりと殺し(煮る、焼く、加熱する、加工する)て、
身体に取り込まねばならないのだという。
肉も魚も本来はナマでたべてはいけないものなのだ。
幸いにして(生肉好きの人から見れば不幸かもしれないが)
山猫軒は生肉は食べられない。
魚だって大学出て社会人になるまで生魚はダメだった。
話はズンズン逸れていくが、
原発と生肉事件は危ないものを完璧に(あるはずもないが)
コントロールできない人間が人間たる所以の結果なのである。
ネコも犬も原発を作れない。

我が家のマオがボクよりも偉く見えてくる。
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核の利用は戦争の道具としての核爆弾であるうちは、
なんとかコントロール出来た。
核爆弾を使用したら人類の滅亡に繋がると、
核保有国の指導者達も想像することができた。
だから、大量に製造された核爆弾はこれまでは、
使われることなく今日に至っているのだ。
核爆弾は一瞬にして多くの命を奪う。
広島、長崎の惨状の記録もある。
フクシマ原発事故はゆっくりと、時間(20年、30年、100年、100,000年)
をかけて、我々の命を奪う。
放射能が原因なのか、食い過ぎだったのか、
飲み過ぎだったのか、仕事のしすぎだったのか、
妻が原因だったのか(この場合は夫が原因というのは少ない)

分からないほど時間が経ってから死をもたらすのである。


ところが、核をエネルギーとした原子力発電は爆弾とは違うのだ。
少なくとも戦争の道具ではない。
「平和利用」だというのである。
人様の言うことをまともに受けとらない、天の邪鬼、
疑い深く悲観主義の山猫軒でさえ、
この「平和利用」という言葉の裏を読み取ることが出来なかった。
洞察力の無さを嘆く。


広島のgeotechさんhttp://geotech.blog134.fc2.com/blog-entry-294.htmlはそのブログで<懺悔>という一文を掲載しているが、
たまたま、geotchさんが原発に関係した仕事をしていたからといって、
恥ずべき事はないのである。
資本家、国家、政治家たちは常に国民大衆を欺いてきた。
かつては大量に人の命を奪う戦争があった。
今もなお、各地で殺し合いは絶えないが、
少なくとも第二次世界大戦ほどの殺戮は無い。
国家、資本家、政治家は人の命が食い扶持みたいなところがある。
(これは相当に乱暴な発言であるから、
明日にはこのブログは炎上しているかもしれない・・・)
原発はそう考えると、兵器とか戦争のようなものではないか。
「平和利用」という耳障りのいい言葉で覆い隠したもの。


人間が完全ではないように、絶対に安全な装置を作り、
そしてそれを管理するなどというのは不可能なのである。
大地震、大津波、火山の噴火などよりも高い確率で、
事故を引き起こす。
生肉「ユッケ」を食べたらいつかは必ず食中毒になる。
原子力も生肉も命がけで相対する覚悟が必要なのだ。

フクシマ原発事故と「ユッケ」中毒事件の関係についての考察であった。


ということで、だらだら、と書いてしまったが、
続きはまたの機会にしよう。

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[ 2011/05/23 12:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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