春の宵の調べ

greenさんのブログから「寺井尚子」を思い出しCDを取出して聴いた。
曲を聴きながら書いた詩。
即興詩ということだね。
昔、同人に参加していた頃はよくあったことである。
春の夜の夢かな。



          <MINOR SWING>
             マイナー・スイング

    
       歌うヴアイオリンを聴く春の宵
       朝はまっすぐに立ち上がり
       夜は四月の月光の中で青い
 

         <HABANERA>
             ハバネラ


       スキップするように
       桜の花がキラキラ散っている
       流れる小川の水面に
       映るきみの姿を追いかけて


          <UNDER PARIS SKIES>
            パリの空の下

       
       詩人は街角の風景
       河のうたが流れて

          <BROKEN BLOSSOMS>
            散りゆく花

       
       ひとりで ベットの縁に
       腰を下ろし
       一杯のウイスキーを飲む
       むかし咲いていた花が
       散っている
       わたしの中でうつむき
       傾いて白い花びらが
       美しいひととの逢瀬は
       もう、終わったと
       追憶が奏でる調べ


          <THOSE HAPPY SUNDAYS>
            あの頃の日曜日

        みんな 思い出になってしまったよ
        ぼくたちを飾ったその日が
        日曜日だったなんて
        悲しみをポケット一杯に
        帰ったその日から
        あの、日曜日は
        今は机の上のフオトフレームの中

         
          <GOLDEN EARRING>
            ゴールデン・イアリング

         誕生日でもないのに
         貴女に贈った耳飾り
         今なぜに
         わたしの引出しにあるのだろう
         摘みあげた思い出は
         寂しそうに揺れて
         捨て去ることのできずに
         匂い立つ


         <WHEN LOVE IS SHINNING>
           光りの中の恋人たち


          あの頃 ぼくは若かった
          少なくとも今よりは

          恋人たちは ひとつの宇宙を
          信じて歩いている
          海辺だったり
          森の中だったり
          若かったふたりも
          年老いたふたりも


         <MOOD INDIGO>
           ムード・インディゴ

           僕はため息に別れを告げて
           その街を歩いてきた
           うきうきした気分を
           虚ろになった後ろの道に
           蒼白い月の光が溢れ
           ぼくは、少しだけ
           少しだけ、悲しい気持ちと
           後悔を抱いていた

           別れを告げたそのことに

        < DREAMDANCING>
           ドリーム・ダンシング

           いちど、あなたと踊ってみたかった
           軽いステップふんで

           いちど、あなたと踊ってみたかった
           磨き上げられた一日の締めくくりに

           いちど、あなたと踊ってみたかった
           こころ惑わす灯のもとで

           いちど、あなたと踊ってみたかった
           歌うヴァイオリンの音色にあわせて

           いちど、あなたと踊ってみたかった
           叶わぬ夢とは知りながら


         < MY WAY>
           マイ・ウェイ

           どこへ向かっているのか
           考えてみたこと
           あるかい
           この道の先にある港
           ひたすら歩いて
           今 ぼくは待合室にうなだれて
           座っている
           閉じられた扉はまた歩くための
           出口なのか
           考えながら
           少しだけの休憩をしている

         <WHEN YOU WISH UPON A STAR>
           星に願いを

           
           めいわくだなんて
           言わないでください
           あなたによせるこころを

           ずいぶん ながい時間が
           流れてしまったけれど
           今日、また春のほとりで
           とおくの あなたに
           語りかけている
           宵に漂うピアノの音のように
           ヴァイオリンのしらべのように
           ゆったりと
           しずかに
           風を通るすみれのような
           あなたに
           よせるこころ





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[ 2011/04/18 01:35 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

geotech

「パリの空の下」私の大好きな曲です。パリジェンヌとの恋が懐かしい。
[ 2011/04/18 11:10 ] [ 編集 ]

Re: geotech

geotchさん。
そのパリジェンヌとのロマンス是非ブログで公開してください。
たまには柔らかい話もいいかと。
それにもう時効でしょうからね。奥方に知れても・・・


> 「パリの空の下」私の大好きな曲です。パリジェンヌとの恋が懐かしい。
[ 2011/04/25 12:33 ] [ 編集 ]

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