過ぎた日のまぼろしは

      過ぎた日の  



   過ぎた日のまぼろしは
   明滅する街路灯
   過ぎた日の青い海は
   苦悩をためた水槽の中
   過ぎた日のまちがいは
   枯れ草の荒野に浮かぶ小石
   過ぎた日の
   過ぎた日の道は
   こんぐらかった糸の地図

   そうして、今夜も
   過ぎた日の脱ぎ捨てたシャツ

   それでは
   これからくる明日は
   無垢な少年になる・・・・ か?
   それとも 光りにさらされて
   失ってゆく印画紙の画像・・・・ か?

   旅の途中だと思っていたんだ
   それが、さ、
   過ぎた日の上に留まっているんだ
   はじまりも
   おわりも ない
   つま先に晩秋の哀しみが
   ざわざわ している
   誰のせいでもない
   過ぎた日の過ちが
   僕の中を駆けめぐっているだけだ

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[ 2010/11/13 20:24 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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