石風の音を聞いた

GOLDEN COMPETITION 2010


新しいイメージ


関西地方では木枯らし一番、北国からは初雪の便り。
東京の朝も冷え冷えとしている。
日曜日の現場の手直しのために行った大森ベルポートを出たのは、
11時少し前だった。
電車を乗り継いで大崎ニューシテイーのO美術館へ向かった。
大崎ニューシテイーのビル群はかつて何度か仕事で訪れているが、
美術館に行くのは初めてのことである。

ブログのリンクを貼ってある<ben>さんの作品が入選されたとのことで、
それを見に行ったのである。
入場料無料の展覧会、入場者は山猫軒ただ一人。
受付の若い女性が一人いるだけで静まりかえっている。
壁の絵画、作品は合計28点。
<ben>さんの「石風」の前に立つ。
すでにこれはブログでは見ているのだが、作品そのものを、
目にするとまた違って見える。
PC画像では感じなかったものがある。
そばに近寄って隅々まで仔細に見ていると、風の音が聞こえてくるのであった。
地面の上にある石塊がまさに宙に浮かび上がらんとする際の、
寒々しくもの悲しい音である。
枯れ草の茎は一本として真っ直ぐなものはなく、
風に抗いまたは背を曲げて悲鳴を上げているようだ。
風雨にさらされてすっかり角がとれ、ひたすら滑らか、
にそして小さくなっていく石。
それはまるで僕たちのようではないか。
そんな絵画との心静かな時間も秋ならではのことなのである。







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[ 2010/10/27 16:25 ] 未分類 | TB(0) | CM(1)

寒い中をありがとうございます!
私達は展示を見に行く事ができませんでしたので、
どんな風に展示されているのか、山猫軒さんのブログで
初めて見る事ができました。
なにか不思議な感覚です(笑)
本当にありがとうございます。
励みになりました。
[ 2010/10/27 20:51 ] [ 編集 ]

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