待ちわびる日記帳

        待ちわびる日記帳




      また秋が訪れて
      ぼくは生きていた
      微笑むことのできない
      優しいけものと
      街の朝の物音を聞きながら
      台風が過ぎ去った森の
      老いた木のように
      また なつかしい秋の
      あけぼのを迎えている

      歩けばきしむ骨と骨
      ちょっと、つまずいたりしながら
      ぼくは生きていた
      だから 忘れてしまった
      古い友や
      声も姿も知らなかった
      新しい友と会うために
      遠足前の子供の夜更けになる
      まだこない明日を
      待ちわびる日記帳になる






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[ 2010/09/13 14:05 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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