忘れられた公園

忘れられた公園


その夕暮れは忘れられた
都会の寂しい公園の
傾いたベンチを
包んでいた

かつては 
艶やかな花を咲かせていた
桜の老木が
今は 
地面に落とす影さえも
たよりなく枯れている

ベンチの上には
一匹の猫がいて
汚れたひたいに哀れな桜のひとひらを
おいて眠っている

酔っぱらいだって
迷い込まない
忘れられた公園
しかし、それでも、春はちゃんと来て、
老いた樹木の梢を飾っている

季節が変わる時は
そんなもんさ
最初に春が訪れるのも、
また、夏がそっと立ち寄るのも
そんな公園なのさ

その夕暮れが
立ち去るとき
むこうの公園で
花見の宴が・・・







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[ 2010/04/06 15:54 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

親友の息子さんのグループが

毎年お花見していたのは、公園のたった1本の桜の木の下。
それから20年。
彼らは今でも年1回、その桜の木の下に集まると聞いています。
頼りない若木だったその桜も、今では堂々たる風格を感じさせて、彼らの宴の仲間入りをしているとか・・・。
[ 2010/04/06 23:15 ] [ 編集 ]

Re: 親友の息子さんのグループが

そうですか。波立つような満開の桜の海よりも、
一本の桜の宴のほうが、僕は好きです。

お昼ご飯、ラッキーでしたね。


> 毎年お花見していたのは、公園のたった1本の桜の木の下。
> それから20年。
> 彼らは今でも年1回、その桜の木の下に集まると聞いています。
> 頼りない若木だったその桜も、今では堂々たる風格を感じさせて、彼らの宴の仲間入りをしているとか・・・。
[ 2010/04/06 23:26 ] [ 編集 ]

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