<ユロット>で

酒抜きのディナーのあとは



昨夜、御徒町のカフェバー<ユロット>でW君と酒を呑んだ。
我が儘な恋人はサンドバスとかいうところで骨盤マッサージを
若返るために受けて、さて、「夕ご飯を食わせろ」、である。
先刻調べてあった、御徒町のインド料理店
ヴェジハーブ サーガ>へ行った。
ベジタリアンの御用達のようであった。
恋人に言わせれば、自分はベジタリアンではない。
という。カニが好物、エビも好き、牡蠣は丼一杯でもOK.
ただ、魚と肉を食べないだけだという。
僕に言わせれば肉と魚を食べなければ野菜しかないではないか?
と思うのだが、人の好みは理解できないものがある。
さて、そのインド料理、南インド料理らしい。
清潔な感じの店である。
スタッフは皆さん良く日に焼けている。
そのスタッフに、
メニューを見ながら、まずはビールを注文。
「ございません」
アルコール類は置いてないのである。
あらかじめ確認しておくべきであった。
うかつであった。
酒のない夕飯なんか久しく経験していない。
したがって、アルコール抜き、肉抜き、魚抜き、エビもない、
カニもないディナーとなった。
味はまあ、まあかな。レモンライスが美味しゅうございました。
ビールがあったら、80点ぐらいはあげられたのに。
やっぱり、辛かった。
まぎらわそうにも、ビールがない。
返す返すも悔やまれる。画竜点睛を欠く、とはこのことか。

そんなわけで、酒抜きの身体で恋人を駅に送り、
駅前の「吉池」でウィスキーを求めた。
ヴァランタインの21年。
飛ぶように家に帰り着き、ストレートでチビチビ舐めていると、
携帯にW君から電話である。
先日頼んだブレスレットの修理ができた(W君は宝飾の職人なのだ)
という。何処に居るのかと問うと、御徒町の飲み屋だという。
<ユロット>まで出向いたのは言うまでもない。
ブレスレットはぼくのではない、となれば、
飲みに行く十分な理由が存在するのである。
しかも、ビールなしのディナーを付き合ったし。

<ユロット>は御徒町アメ横と昭和通りの間にある。
ずいぶん前に一度行ったことがあった。
良い感じの店だったので、喜んで飛ぶように向かう。
すでにW君はほどよく出来上がっていて、
店内には彼ともう一人の常連客である。
ママ(ヤヨイ)さんが愛想良く迎えてくれた。
可愛い雰囲気の女性だ。
禿頭のW君がカウンターに居るので、
よけいに眩しく見えるのかな。
フクロウも可愛いが、フクロウには似ていない。
やたらに、フクロウの置物や絵とかが目に付く。
人の好みは色々あるからね。
フクロウが好きということなんでしょ。

そこで、酒を頼む。
まず、ジャクダニエルをストレートで。
一口啜ったところで、バックバーにある酒瓶が視線が行く。
先ほど飲みかけていたヴァランタインだ。
しかも、なんと、30年ものだ。
そこらの安売りの酒屋では手に入りません。

一杯所望。
至福の時であった。
なぜか、これを飲みながら、星空を思いだしていた。
昔、11月の寒い夜に「星空を見る会」で、
夜の(昼は見えないから)草地に仰向けになって、
星座の解説を聞いたときのことが思いだしたのである。
ウィスキーと星空とはどのような相関関係にあるのかは、
分からない。
ただ単に一挙に脳に侵入した30年もののモルトウィスキーが、
ちょっとしたいたずらをしたせいかもしれない。
あるいは、最近心を奪われている「理論物理学」
のせいかもしれない。
フクロウの店<ユロット>で飲む酒は、夜空を映すのかも知れない。

今夜も行こうかな。
ヤヨイさんに会いたいからではありません。
30年ものの、ウィスキーを飲みたいからです。


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[ 2010/07/16 16:26 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

>ヤヨイさんに会いたいからではありません。
30年ものの、ウィスキーを飲みたいからです

ふふっ、きっぱり表明しておかないとね。
[ 2010/07/17 06:38 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

しあわせさがしさん。

昨夜、ヤヨイさんの所に行ってきました。
W君から、ブレスレットを受け取りに行ったのです。
そのついでに、酒を飲み、ヤヨイさんと親しくお話したというわけです。

[ 2010/07/18 19:00 ] [ 編集 ]

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