博士の国民主権によせる。


今日の<きよしのつぶやき>http://geotech.blog134.fc2.com/
「大阪発国民主権のうねり」で博士は先日の大阪W選挙において大阪維新の会が
大阪市長、大阪府知事の両選挙を制したことを受けて意見を述べている。
おおむね、博士の考えに賛同するが、山猫軒的には付け加えたいと思うので、
それを記する。


維新の会に票を投じた理由の一番は、都構想でも教育改革でも2重行政でもない。とにかく変革を望む声である。大阪の地に限った異変ではない。橋下氏と同じように行動的なリーダーがおりさえすれば、東京でもどこでも同じ現象を生むと確信する。

 既成政党の体たらくに国民は嫌悪感をもっている。さりとて国政ではどうにもならない。日頃蓄えたストレスを地方のこうした選挙に発散しているようにみえる。地方主権はイコール国民主権でもある。地方が変革して栄えなければこの国の将来はない。この選挙が大阪発の国民主権奪還の大きなうねりとなって、政界再編へと向かうことを願う。維新の会においては、むしろこれからが正念場の勝負である。中央政界からの秋波に惑わされぬように、初心を貫いていただきたい。



ここで、終わっているがここまではよろしい。そうなのであろう。
これからも似たような現象が起きるのかもしれない。強力なリーダーシップを発揮する
人物が現われるかもしれないが、問題は先の政権交代選挙の結果何が起きたかを、
検証する必要がある。
国民は自民党政権にうんざりして、変革を民主党に求めたのであるが、
民主党政権は見事に国民の期待を裏切ることとなったのは周知の事実である。
これを見て、名古屋の市長選挙、知事選挙、そして今回の大阪の選挙で、
市民の多くは中央政界とは違うベクトルへ動いたのでないだろうか。

この動きが成果再編につながるかのことを博士は願っているようであるが、
それは楽観過ぎるような気がする。
そもそも、なぜ、民主党は国民が望んだ官僚組織の改革、生活者第一の
政策、年金制度の改革、沖縄の基地の解決などを進めることなく、
挙げ句の果てには4年間は上げないと言っていた消費税増税までやろうとしている
のか考えて見る必要がある。
見方によれば、自民党政権よりもむしろ官僚依存の傾向を強めているが、
ここのところを考えなければ答えは出てこないのである。

民主党は革新派(旧社会党系・労組)保守派(旧自民、新進党)
そして、もう一つの保守(大企業)松下政経塾出身者たちからなっている。
松下政経塾は御承知の通り、松下電器の創設者で巨万の富を築いた、
松下幸之助が世の中のために働く人材を育てようとして、作ったものである。
この思いはいいのだが、あくまでも成功を収めた企業人としての発想であるから、
日々の生活に追われる大衆のことなどは視野には無いと言っていい。

革新と言われる労働組合の組織連合は大企業の組合である。
そして、官僚組織の組合は自治労などである。
こうして見てみると、何のことはない労働組合も企業も同じ穴のムジナなのである。
この民主党に行政改革などできるわけはない。
なぜなら、民主党はそれらの官僚機構によって支えられているからだ。

したがって、現状のままでの政界再編は無意味だと思う。
例えば、民主党の一部と自民党の一部、それに新しい(維新の会や減税日本など)
とが組んで政権を担ったとしても、今の国会議員たちでは何も出来ないだろう。
少なくとも今の国会議員の半数以上が入れ替わり、それが何度か繰り返される
うちに、古い体質が次第にそぎ落とされることになろう。
国民の期待に応えられるかも知れない政治が行われるのは
それからのことになるだろう。
国民主権はそれからのことである。
まあ、その頃まで山猫軒は生きてはいないだろうが。

それと、もう一つ博士が言い漏らしている大事なことがある。
それは、マスメデイアの存在だ。
今回の大阪の陣では選挙前に実に卑劣で品位を欠いたネガティブな報道が
週刊誌で為された。
そして、ニュースを(ネットだが)見る限り大マスコミは橋下氏に好意的ではなかったと、
思う。投票前の情勢ではかなり橋下、平松候補は接戦と報じられていたし、
府知事選に至ってはむしろ維新の会松井候補より倉田候補が優位と伝えていた。
ジャーナリズムは政党政治の成り行きが怪しくなっているのと同様、
相当に劣化しているいると思えてならないのである。
この国の先行きは相当に暗いようだ。








スポンサーサイト
[ 2011/11/29 17:45 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)