また、朝がきて

         また、朝がきて




        また、朝の薄明かりが
        しずかな 目覚めを連れてくる
        茫漠とした夢の淵に
        しゃがみ込み
        寝間着のちぎれそうなボタンを
        触りながら
        少なくとも 
        今日の仕事を 思い出す

         やらなければならないことが
         あったという 安堵感と
         やらなければならないことが
         なくなる時がくることの不安

        そんなことは、きれいに折り畳み
        願いごとも忘れて
        工事現場で
        僕はよそゆきの顔を
        とりもどす






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[ 2010/07/30 13:21 ] 未分類 | TB(0) | CM(4)